花喰鳥(はなくいどり)

花喰鳥は、ササン朝ペルシャでの文様が原型とされていて、花や樹枝をくわえて羽ばたく鳥の図柄です。鳥が幸せを運ぶという意味から縁起が良いといわれ吉祥文様として用いられています。鳥は鳳凰、鸚鵡(オウム)、鴛鴦(おしどり)、尾長鳥、鶴など、また牡丹の花や空想上の花、宝相華(ほうそうげ)など当時流行していた図が多く、正倉院宝物の図柄にある花喰鳥は、官職のしるしとした組紐、綬帯(じゅたい)やリボンをくわえたものとなっています。
フィード