紬・大島紬

大島紬は、旅行、買い物などに街着、趣味の着物として着用され、先染めの着物、織りの着物、かたい着物ともよばれ、多くが手仕事ということもあって趣味の着物ですが、とても高価です。大島は軽く、着やすいので人気のある着物です。

大島紬は、鹿児島県と奄美大島で生産される絹織物で高級着尺地として有名です。鹿児島県で織られたものには「国旗印」、奄美大島で織られたものには「地球印」がついているので、最近多い「韓国産」と識別することができます。

現在では紬糸が使われていないので、大島紬でなく、大島絣(かすり)というのが正しいとされます。また大島には、泥大島、藍大島、泥藍大島、色大島、白大島などの種類があり、植物染料と合成染料で染められたものに分けられ、植物染料のものは全体の4分の1といわれています。


●泥大島
テーチ木という奄美大島に自生する木からとれた液を染料として糸を染め、泥田にいれもみ込み茶色に染めた織物です。とても手間がかかるため高価であることもうなずけます。(右図)
●藍大島
藍染めの糸のみで織った大島で、色落ちがすることから最近では生産されていないようです。

●泥藍大島
地糸は泥染め、絣糸を藍染めした大島です。
●白大島
白地に化学染料を使用して色絣模様に染色した大島です。
(右図)
●色大島
化学染料を使用して色絣模様に染色した大島です。
(左図)