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縫い紋
縫い紋は糸を使って紋を表すので刺繍紋ともよばれ、まつり繍(左)、菅繍(すがぬい)(中左)、相良繍(さがらぬい)(中右)、芥子繍(けしぬい)(右)などさまざまな刺繍の技法で表します。縫い紋は略式の扱いとなり、染め抜き紋ほど格の違いはありません。縫い紋を用いる際は3つ紋もしくは1つ紋となり、一般には1つ紋が好まれているようで色無地や訪問着につけると略礼装の装いとなります。
縫い紋にも日向紋、中陰紋、陰紋がありますが、きものの雰囲気や用途に合わせて選び、染め抜き紋では大げさに感じる場合などに用いられます。白糸や金糸はご祝儀向き、銀糸や地色の濃淡なら染め抜き紋に近い印象となり、ぼかしや多色使いはしゃれ感覚と扱われます。また加賀紋、華紋とよばれるしゃれ縫い紋もあり、最近では振袖の背紋に着物に合わせステキな紋をつけておられる若い女性を見かけるようになりました。
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