紋の技法

紋をあらわす技法を大きく分けると染め紋と縫い紋があります。また染め紋の中には染め抜き紋(左図)と染め紋(右図)があり、染め紋は、黒や他の色をつかい紋を染め、染め抜き紋は紋の形を白く染め抜いたもので、紋の技法の中で一番格が高いとされているので留袖をはじめとする正礼装の着物には染め抜き紋を5つ入れます。
一方、刺繍で紋を表す縫い紋(左図)は「刺繍紋」ともよばれ糸を使って紋を表します。縫い紋は略式として扱われ、訪問着や色無地の着物に縫い紋を入れると略礼装として着用できます。また着物と同素材の生地にあらかじめ紋を染めておき、張り付ける張付紋があり、わかりやすくいうと洋服でいうアップリケです。これは臨時の場合や貸衣装などで用いられることが多いようです。
その他デパートに並んでいる留袖などにみられる、石持(こくもち)(下図)といって後から紋を入れやすいよう紋の位置をあらかじめ白で丸く染め抜いたものがあります。


さまざまな紋の技法
・染め紋
染め抜き紋・・・紋を白く染め抜いて表現
染め紋・・・・・・紋を色で染めて表現
・縫い紋(刺繍紋)・・・・紋を刺繍で表現
・張付紋・・・・・・・・・・・着物と同素材の生地にあらかじめ染めてある紋を
縫ったり、張り付けたりして表現。アップリケ。
・石持(こくもち)・・・・・紋の位置をあらかじめ白で丸く染め抜いてある
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